人が100年を生きるのはもはや珍しくなくなった。人生が長くなると、個人や社会にどんな変化が起きるのか。働き方や学び方はどう変わるのか。その未来像を大胆に、かつ説得力のある内容で提示したのが、『ライフシフト』だ。2016年に刊行された「1」の邦訳は42万部を超すベストセラーとなり、昨年10月に出版された「2」の邦訳もすでに14万部に達している。
21世紀を生きる私たちは、長寿化の進行により、100年ライフを過ごすこととなる。『ライフシフト』では、これまで「教育」「仕事」「引退」というステージを順に送る人生が当たり前だったが、これからは3つのステージが時に入れ替わり、仕事も途中で変わる「マルチステージの人生」が当たり前になると指摘する。