· 

Excel入門!!!基礎講座 ステップ6

図形の作成(オートシェイプ)

Excel(エクセル)ではオートシェイプという描画機能を使って簡単に図形を作成することができます。

基本の作成方法

Excelの図形描画ボタン

まず最初にメニューバーの[図形描画]ボタンをクリックし、[図形描画]ツールバーを表示します。(既にツールバーが表示されている場合は不要です。)

始点からドラッグします

ツールバーの[直線]ボタンをクリック。
始点から線を引きたい方向に向かってドラッグ。
これでドラッグを辞める場所まで線を引くことができます。

ShiftキーでExcelに正方形が描けます

次は四角形を描きます。
同じくツールバーの[四角形]ボタンをクリック。
始点から四角を描きたい方向に向かってドラッグするだけでOKです。
[Shift]キーを押しながらドラッグすると正方形が描けます。
[Ctrl]キーを押しながらドラッグすると最初にポイントした場所を中心とする四角形が描けます。

ShiftキーでExcelに正円が描けます

最後は丸です。ここまで来れば手順は簡単ですね。
同じくツールバーの[楕円]ボタンをクリック。
始点から円を描きたい方向に向かってドラッグです。
[Shift]キーを押しながらドラッグすると正円が描けます。
[Ctrl]キーを押しながらドラッグすると最初にポイントした場所を中心とする楕円が描けます。

オートシェイプで作成

オートシェイプを選択

ツールバーの[オートシェイプ]をクリック。
次に目的のカテゴリをポイント。
表示される一覧の中から描きたい図をクリックします。

ドラッグで簡単に描けました

基本の作成方法同様、始点にカーソルを合わせ描きたい方向に向かってドラッグします。

例では矢印を参考に紹介しましたがオートシェイプにはたくさんの図形が用意されています。見栄えのいい文書を作成する上でもどんどん使ってみましょう!

 

図形の線・色の変更

Excel(エクセル)のオートシェイプで作成した図形の線の太さを変えたり、図形本体に色をつける方法です。

線の太さと色の変更

Excelの図形を選択

図形をクリックで選択します。

Excel線のスタイルから

[図形描画]ツールバーの[線のスタイル]から目的の種類(太さ、2重線など)をクリック。

線が太くなる

選択した線のスタイルが適用されました。

エクセルカラーパレットから目的の色を選択

次は色の変更です。
[図形描画]ツールバーの[線の色]から目的のカラーをクリック。

エクセルの線の色が変わります

選択した色が線に適用されました。

 

同じ要領で今度は本体の塗りつぶしです。

Excel図形描画の塗りつぶし

今度は[図形描画]ツールバーの[塗りつぶしの色]から目的のカラーをクリック。

本体の色が変わる

本体の色も変わりました。

excelオートシェイプの書式設定ダイアログボックス

尚、これらの操作は図形をダブルクリック→[オートシェイプの書式設定]ダイアログボックスからも同じように変更することができます。

図形の移動・コピー

Excel(エクセル)で作成した図形を移動・コピーする方法です。
またワードやパワーポイントなど異なるファイルへの挿入もできます。

図を移動させる

excelの図を目的の場所までドラッグ

四角形の上(ポインターが十字矢印の状態)で目的の位置までドラッグ。

図形が移動する

図が移動します。

図をコピーする

エクセルCtrlを押しながらドラッグする

[Ctrl]を押しながら(ポインタに+マークが表示)目的の位置までドラッグ。

エクセル図がコピーされる

同じ図がコピーされます。

WordやPowerPointにも

ショートカットキーを使えばword(ワード)やPowerPoint(パワーポイント)といった他ファイルへの移動やコピーも簡単です。

excelの図をワードやパワーポイントにコピー

移動する際はエクセルの図形を選択後[Ctrl]+[x]、コピーの際は[Ctrl]+[c]を押し、挿入先ファイルを開いた後、[Ctrl]+[v]で完了です。

 

図形(オートシェイプ)に影をつける

Excel(エクセル)で作成した図形に影をつける方法です。
作成後は色や配置など細かい微調整も簡単にできます。

影付きスタイルボタンを使う

エクセル[影付きスタイル]を選択

まずは図形を選択。
ツールバーの[影付きスタイル]ボタンをクリックし、一覧から目的のスタイルをクリックします。

エクセルのオートシェイプに影がつきます

図に影がつきました。
同じ手順でスタイルを選択する事で他のタイプに切り替えることができます。

エクセル[影の設定]ボタンをクリック

さらに[影の設定]ボタンをクリックすると新たなツールバーが表示されます。

エクセル色や配置の微調整

ここで影の色や上下左右への移動など更に細かい調整が可能です。

 

立体的な図形の作成

Excel(エクセル)で作成した図形を立体化(3D)にする方法です。
作成後は色や傾きなどの細かい微調整も簡単にできます。

3-Dスタイルボタンで立体的に

Excel[3-Dスタイル]を選択

まずは図形を選択。
ツールバーの[3-Dスタイル]ボタンをクリックし、一覧から目的のスタイルをクリックします。

Excelオートシェイプが立体的になります

立体的な図形になりました。
同じ手順でスタイルを選択する事で他のタイプに切り替えることができます。

[3-Dの設定]ボタンをクリック

さらに[3-Dの設定]ボタンをクリックすると新たなツールバーが表示されます。

Excel色や傾きの微調整ができる

ここで色や傾き、光源など更に細かい調整ができます。

 

複数の図形を選択する

Excel(エクセル)で作成した複数の図形を同時に選択する方法です。

Shiftキーを使う

エクセルで複数の図形を選択

まずひとつめの図形をクリックで選択します。

もうひとつの図形も選択できます

[Shift]キーを押しながら別の図形をクリックすると複数選択ができます。

解除する場合は再度shiftキー

また、選択を個別に解除したい場合は、同じく[Shift]キーを押しながらクリックします。

ドラッグでまとめて選択

たくさんの図形になればなるほどひとつずつ選択していくのは大変な作業。次はマウスを使った便利な方法です。

オブジェクトの選択ボタンをクリック

ツールバーの[オブジェクトの選択]ボタンをクリック。
図形全体を囲むようにドラッグで範囲を指定します。

複数の図形が同時に選択される

枠内の図形すべてが同時に選択されます。

 

図形の位置を揃える(整列)

Excel(エクセル)で作成した複数の図形の位置を揃える方法です。
手作業では微妙にずれる場合などもこの操作で簡単に揃えることができます。

配置・整列

エクセル対象の図形をすべて選択

まず揃えたい対象の図形をすべて選択します。

Excel[図形の調整]から[配置/整列]を選択

ツールバーの[図形の調整]から[配置/整列]をポイントし、リストから目的の揃え方をクリックします。
図の場合は上下の中央位置を基準に横一列に整列させる場合です。

Excel図形のずれがなくなる

縦のずれがなくなり横一列に整列されました。

 

尚、[配置/整列]で選択できる種類は以下のようになっています。

エクセル[配置/整列]の種類

微妙なずれの調整やたくさんの図形を扱う場合はマウスや方向キーで操作するよりも断然楽ですね。

 

図形の重なり順(前後)を変更する

Excel(エクセル)で作成した図形の重なり順を変更する方法です。

前後の重なりを入れ替える

エクセル図形の調整

まず前後を入れ替えたい対象の図形をクリックで選択。
ツールバーの[図形の調整]から[順序]をポイントし、目的の重なり順を選択します。

エクセル図形の重なり順が変わる

前後の配置が入れ替わりました。

順番の入れ替えは最前面、最背面、前面、背面の選択が可能です。またこの操作は右クリックのショートカットメニューからも可能です。

図形のグループ化(ひとつにまとめる)

Excel(エクセル)で作成した複数の図形を1つにまとめる(結合する)方法です。

図形のグループ化

エクセルで図形をグループ化します

上図のように複数のオートシェイプを組み合わせて作成した図形があります。
この状態のままでは移動する際や全体のサイズなどを変更したい時など、個別に調整する必要がありとても大変です。

エクセル図形の選択

まずひとつにまとめたい(結合したい)図形を選択します。

右クリックのメニューから

右クリックのメニューから[グループ化]→[グループ化]をクリックします。

エクセル図形の重なり順が変わる

選択範囲がすべて結合されひとつの図としてまとめる事ができました。
これなら移動やコピーも楽ですね。

右クリックから[グループの解除]

また解除したい場合は同じく右クリックから[グループの解除]を選択してください。

 

図形の中に文字を入力

Excel(エクセル)で作成した図形(オートシェイプ)の中に文字を入力する方法です。

図の中に文字を入力

エクセル右クリックからテキストの追加

図形をクリックで選択し、
右クリックのメニューから[テキストの追加]をクリックします。

エクセル図形の中に文字の入力

すると図形の枠内がテキスト編集モードになり文字が入力できるようになります。
この時、図形内での文字配置やフォントの設定もできます。

 

写真・画像を取り込み(挿入)

Excel(エクセル)に写真などの画像を取り込む(挿入する)方法です。

写真・画像を挿入する

Excel(エクセル)の挿入メニュー

挿入しいたいセル位置を選択。
[挿入]メニュー、[図]の[ファイルから]をクリック。

Excel(エクセル)へ挿入する画像を選択

取り込む画像ファイルを選択し、
[挿入]ボタンをクリック。

Excel(エクセル)写真の挿入

シートの中に画像が取り込まれました。

削除する場合は[Delete]キーで可能です。

 

写真・画像を切り取る(トリミング)

Excel(エクセル)に挿入した写真や画像の一部を切り取る(トリミング)する方法です。

写真・画像のトリミング

Excel(エクセル)図ツールバー

切り取りしたい画像を選択。
[図]ツールバーから[トリミング]ボタンをクリック。
ツールバーが表示されていない場合は画像上で右クリック→[図のツールバーの表示]を選択

エクセル画像端から切り取る場所までドラッグ

画像の端から切り取りたい範囲をドラッグで指定します。

Excel(エクセル)写真のトリミング

写真の一部が切り取られました。

Excel(エクセル)図ツールバー

解除する場合はツールバーの[図のリセット]ボタンを押すと元の状態に戻ります。

 

ワードアート(文字のデザイン)

Excel(エクセル)のワードアートという機能を使ってデザイン文字を作成する方法です。

ワードアートで文字のデザイン

エクセルで複数の図形を選択

挿入メニューから、[図]をポイントし[ワードアート]をクリックします。

(ウィンドウ下部のツールバーに表示されている場合は[ワードアート]ボタンをクリック。)

エクセル[ワードアートギャラリー]ダイアログボックスの一覧

[ギャラリー]ダイアログボックスから好きなデザインを選択し
[OK]ボタンをクリック。

テキストの編集ボックス

テキストボックスに文字を入力。
フォントの種類を選択。
文字のサイズを選択。
太字や斜体を使う場合は各ボタンをクリック。
[OK]ボタンをクリック。

エクセルのシートにワードアートが挿入

シート内にワードアートが作成されました。

excel(エクセル)ワードアートツールバー

またワードアートツールバーを使って色や線、形状、縦書きなどさらに細かい編集ができます。

図・画像の圧縮

 

Excel(エクセル)に挿入した写真などの画像を圧縮して全体のファイルサイズを縮小させる方法です。

図・画像を圧縮する

エクセルに挿入された写真

エクセルに挿入された画像があります。

 

 

ファイルサイズが2MB以上

 

たった1枚の写真だけでも全体のファイルサイズは2M以上。図や画像、テキストが増えれば増えるほどファイルサイズもどんどん大きくなってしまいます。

そこで写真データを最適化しファイルサイズを小さくします。

画像の上で右クリック。[図の書式設定]を選択。

エクセル図の圧縮ボタン

[図の書式設定]ダイアログボックスの[図]タブを選択し
[圧縮]ボタンをクリックします。

エクセル範囲と縮小率を選択

圧縮する対象範囲を選択。
解像度(圧縮率)を選択。
[OK]ボタンをクリックします。

適用ボタンをクリック

特に問題がなければこのまま[適用]ボタンを押し、[図の書式設定]ダイアログボックスの[OK]ボタン。

excelのファイルサイズが縮小

全体のファイルサイズが縮小されました。(縮小率は扱う画像データにより異なります)

エクセル圧縮前と圧縮後の写真比較

圧縮前後の写真を比較しても肉眼ではさほど気にならない程度の変化です。図や画像を多く扱う際は、圧縮してファイルサイズを軽減させましょう。