日本人の生涯ネット利用時間は約11年で世界最低

日本人が一生のうちにインターネットに費やす時間は11年4カ月13日と､世界16カ国で最も低い水準であることが民間の調査で明らかになった。

サイバーセキュリティー企業のNordVPNが行った調査によると､日本人はネットを平均で午前11時8分から使い始め､午後9時31分ごろに離れるという。使用の約4割が仕事､約15％がネットフリックスやユーチューブなどの動画視聴､約1割が会員制交流サイト（SNS）の閲覧となっており､オンラインショッピングは約5％だった。

オンラインゲーム好きのイギリス人

生涯に換算すると､日本人の利用時間は韓国よりも約23年短く､シンガポールより約16年短い。16カ国のうち､最も長くネットを使用しているのはブラジルで､41年3カ月13日だった。NordVPNが2021年11月15－19日にかけて､18歳以上の日本の居住者を対象に年齢､性別､居住地に配慮し､調査した。

このほか､オンラインゲームのプレイ時間はイギリスが1位。ウィキペディアやグーグルなどウェブサイトを利用し､情報収集に一番時間をかけているのはリトアニアだった。

NordVPNはオンラインのセキュリティー対策ソフトウエアを開発､販売しており､ 60カ国に約5500台のサーバーを展開。日本市場には16年に参入した。