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Ruby on Railsの環境構築をしてみよう!(Windows)

Ruby on Railsの環境構築をしてみよう!(Windows)

目安時間:10分

 

この記事では「Ruby on Rails」の環境構築について説明します。 記事を読みながら実際に手を動かして、ローカル環境にRuby on Railsの開発環境を準備していきましょう!
◯ 必要なもの・知識
  • Windowsが搭載されたPC

1. 環境構築の準備

それではまず、「コマンドプロンプト」を使っていきましょう。

 

PCの画面左下などにある検索バーに「コマンド」と入力してください。「コマンドプロンプト」というアプリケーションが表示されたら、クリックで開いてみましょう。

 

すると、以下のような黒い画面が表示されたかと思います。
上の画像で赤線を引いた部分に注目してください。
これは、今「コマンドプロンプト」で開いているディレクトリのパスを示しています。
ただし、このパスはログインしているユーザー名が反映されますので実際には画像と異なります。具体的には、C:¥Users¥ユーザー名という構成になっています。
それでは、このディレクトリを「エクスプローラー」で開いてみましょう。

 

PCの画面左下などにある検索バーに「エクスプローラー」と入力してください。「エクスプローラー」というアプリケーションが表示されたら、クリックで開いてみましょう。
すると、以下のようなウィンドウが表示されたかと思います。
先ほどコマンドプロンプトで表示されていたパスをエクスプローラーの画像で指定した場所に入力し、Enterを押してください。

 

なお、コマンドプロンプトで表示されていたパスはC:¥Users¥ユーザー名となっていることに注意してください。

すると、以下のような画面が表示されるかと思います。

2. Rubyのバージョンを確認する

Rubyのバージョンを確認しよう!

これからRailsの環境構築を始めるぞ。まずは、Rubyのバージョン確認じゃ。
わかりました!
前提として、Ruby環境の構築が必要です。
「Rubyの開発環境を用意しよう!」を完了し、Ruby 2.6.5をインストールしておきましょう。
ここでは、Ruby2.6.5がインストールされているかどうかを確認します。コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してください。
ruby -v 

 

以下のように、ruby 2.6.5と表示されていれば、Ruby2.6.5がインストールされています。

Ruby 2.6.5がインストールされた状態

3. SQLite3のインストール

SQLite3のインストールをしよう!

次にSQLite3のインストールをしていくぞ。
わかりました!
SQLite3のインストールを行います。
SQLite とは、データベースを使用するアプリケーションの1つです。
まずはこちらにアクセスしてください。

 

アクセスしたページの、「Download」というボタンをクリックします。

Downloadボタンをクリック

 

画面真ん中部分にある「Precompiled Binaries for Windows」の所を見ましょう。 自分の使用しているのWindowsの32bit・64bitに合わせて、下の画像のどちらかをダウンロードします。

OSのbit数に合わせてどちらかをダウンロード

ダウンロードしたフォルダの中にある、「sqlite3.dll」というファイルを「C:¥Ruby26-x64¥bin」へコピーします。

 

次に、下の画像のものをダウンロードします。 

こちらもダウンロード

ダウンロードしたフォルダの中にある、「sqlite3.exe」というファイルを「C:¥Ruby26-x64¥bin」へコピーします。

 

「C:¥Ruby26-x64¥bin」の中に2つのファイルがコピーされました。



2つのファイルがコピーされている

 

これでsqlite3のインストールは完了です。

4. Ruby on Railsのインストール

Ruby on Railsをインストールしよう!

これからRailsのインストールをしていくぞ。
楽しみです!
Railsのインストールをしましょう。
Railsの導入はいたって簡単です。以下のコマンドを実行してください。
gem install rails -v "5.2.3"
今回は、バージョン5.2.3のRailsをインストールします。
インストールが完了したら、Railsのバージョンを確認してみましょう。
以下のコマンドを実行してください。
rails -v

 

Rails 5.2.3 と表示されれば、Railsのインストールは完了です!


Railsのバージョンが表示される

5. Railsアプリケーションの作成

Railsアプリケーションの作成をしよう!

Railsアプリケーションの作成をしていくぞ。
はい!
Railsアプリケーションを新規作成しましょう。
Railsレッスンで学んだ通り、アプリケーションの新規作成には以下のコマンドを使用します。
rails new アプリケーション名
今回は、sample_app という名前のアプリケーションを作成してみましょう。 以下のコマンドを実行してください。すでにGITがインストール済みであれば、末尾の-Gは省略することができます。まだGITをインストールしていない場合、GITが何かよく分からない場合は、-Gを加えておきましょう。
rails new sample_app -G

 

dirコマンドなどでアプリケーションフォルダが作成されていることを確認してみ ましょう。
(dirコマンドとは、自分がいる階層のフォルダを確認することができるコマンドです。)
sampleフォルダが作成されている状態

 

また、最初の準備で開いたエクスプローラ-でも確認することができます。

エクスプローラーでも確認できる
上記のようにsample_appというフォルダが確認できれば、Railsアプリケーションの作成は完了です。

もし、sqlite3のインストールに失敗してエラーが出るようであれば、以下のコマンドを実行してください。
cd sample_app
ridk exec pacman -S mingw-w64-x86_64-sqlite3
その後、以下のコマンドを実行してください。
bundle install

 

正常にbundle installが成功したら、Railsアプリケーションの作成は完了です。

6. ローカルでRailsサーバを立てる

Railsサーバをたてて、ブラウザでアクセスしてみよう!

最後に、サーバをたててブラウザでアクセスするぞ。
いよいよですね!
Railsサーバを立てて、ローカルでアクセスしてみましょう。
まずは「sample_app」ディレクトリまで移動します
cd sample_app
Railsレッスンでも紹介していますが、Railsのサーバを立てる時には以下のコマンドを実行します。
以下のコマンドで、Railsサーバを立ち上げます。
rails s
それでは、実際にサーバーにアクセスしてみましょう。ブラウザを開いてURLの場所に
localhost:3000

 

と入力して、アクセスしてみてください。
以下のような画像が出れば、Railsサーバが立っていることが確認できます!

Railsのウェルカムページ

ちなみに、Railsサーバを止めたい時には
control + c
で止めることができます。

 

以上が、Railsのインストールからサーバの起動、サーバの止め方の流れです。

7. うまくいかない時のチェックリスト

うまくいかない場合は、以下のような間違いがないかチェックしてみましょう。

 

  • 記事で指定したコードが貼り付けられていない
  • 入力したファイル名やソースコードなどに誤字脱字がある
  • ファイルが保存されていない
  • 記事で指定している箇所にフォルダが配置されていない
  • コマンドの内容や実行している場所が違う