ダイエット中でも「おやつ」を食べてほしい
健康に気をつけている方のなかには、ケーキやチョコレートなどの「甘いもの」を避けている方もいるかもしれません。
でも、ヨーロッパを中心に世界各国で話題となっている「アダムスキー式腸活法」では、スイーツを食べることを禁止していません。むしろ、フルーツやビターチョコレートは「食べたほうがいいスーパーフード」として紹介されています。
そもそも、「アダムスキー式腸活法」の根幹にあるのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファストの食品)」と「下りてくるのが遅い食品(スローの食品)」に分け、毎回の食事で「『食材の組み合わせ』を『正しく選ぶ』ことで腸に負担をかけず、『腸を詰まらせない』」というものです。
「消化の速い『ファストの食品』」に分類される主な食品には、「果物」「ヨーグルト」「はちみつ」などがあります。「肉」「野菜」「穀物(米や小麦粉など)」「ナッツ」といった、それ以外の多くの食品が「消化の遅い『スローの食品』」に分類されます。
「この2つを同時に食べないのであれば、甘いものを食べても大丈夫!」というのがアダムスキー博士の「腸活メソッド」なのです。
今回は、「アダムスキー式腸活メソッド」にのっとった「ダイエット中でも食べてほしい!腸活おやつ3選」を紹介します。
1つ目のダイエット中でも食べてほしい「最高の腸活おやつ」は「焼き芋」です。
さつまいもは「皮」に多くの「食物繊維」が
寒い季節に美味しい「焼き芋」。「さつまいもを食べるとお通じがよくなる」と昔からいわれていますが、お通じをよくする「食物繊維」が多く含まれているのは、実は「皮」。アダムスキー博士も「さつまいもは皮ごと食べる」ことをおすすめしています。
さつまいもの食物繊維には、腸の動きを活発にする効果のほかに、コレステロールや血糖値を下げる効果があるので、腸の健康のためには、さつまいもはよく水で洗って、皮ごと食べるのがおすすめです。
また、「じゃがいも」よりも甘い「さつまいも」ですが、実は「GI値」という食後血糖値の上昇を示す値は、じゃがいもよりも低いというから驚きです。ブドウ糖が穏やかに吸収されるので、「食後の血糖値の上昇」が緩やかになり、脂肪が体にため込まれにくくなるのだそうです。じゃがいもよりも甘いのに、うれしい健康効果があるんですね。
「さつまいも」は消化の遅い「スローの食品」。同じく「スローの食品」である小麦粉や卵と組み合わせて、「タルト」にしたり「スイートポテト」で食べたりするのもいいですね。
アダムスキー博士のおすすめは、「オリーブオイル」と組み合わせること。さつまいもに多く含まれる「カロチノイド」の吸収がよくなるのだそうです。さつまいものポタージュに、オリーブオイルをかけると、「日本人も大好き『最高の腸活スープ』、超簡単4品」(2021年2月3日配信)でも紹介したように「最高の腸活スープ」になります。
「アダムスキー式腸活法」では、「腸に『汚れ』をため込まないこと」「腸の状態を清潔に保つこと」を最も大切にしています。
そのため、腸活の第1段階では、「たまっていた『腸の汚れ』をはがすこと」を目指します。
このときに活躍してくれるのが「フルーツ」です。消化管にこびりついた汚れを溶かす「パイプ洗浄剤」の役割を果たしてくれる、とアダムスキー式メソッドでは考えます。アダムスキー博士は「1日1回フルーツを食べ、消化管の滑りをよくして日常的に『腸の汚れ』を取ること」をすすめています。
腸活をはじめたばかりの人は「1日1回フルーツ」を!
とはいえ、外出が多い方や一日中オフィスにいる方は、なかなか生のフルーツを食べるのは難しいと思います。
そんなときにうれしいのが、「ドライフルーツ」です。いちじくやナツメ、あんずやプルーンなど、さまざまな種類のドライフルーツがあり、最近はコンビニでも小分けのドライフルーツが売られていてとても便利ですね。
「アダムスキー式腸活法」では、食べ物を消化の速い「ファストの食品」と、消化の遅い「スローの食品」に分けて食べますが、フルーツは、ドライにしたり、ジュースにしたり、ジャムにしたりと、加工をしても「ファストの食品」のまま。形が変わっても、積極的に摂取することをすすめています。
ドライフルーツというと、よくナッツとセットで売られていますが、実は、ナッツは「スローの食品」。ドライフルーツとナッツを一緒に食べると、消化に必要以上に時間がかかり、腸を汚してしまう恐れがあるとアダムスキー式メソッドでは考えます。ナッツとドライフルーツは、タイミングをずらして食べるのをすすめています。
また、フルーツの選び方で気をつけていただきたいのが、少数ですが例外があることです。「ココナッツ」や「アボカド」は「スローの食品」になりますので、フルーツを選ぶときには注意しましょう。
最後のダイエット中でも食べてほしい「最高の腸活おやつ」は「フルーツヨーグルト」です。
乳酸菌を多く含み、腸内環境を整えるといわれている「ヨーグルト」。これは消化の速い「ファストの食品」です。
ヨーグルトと、同じく「ファスト」に分類される、腸の掃除人「フルーツ」と組み合わせれば、「最高の腸活おやつ」になります。これもまた、スーパーやコンビニでお手軽に買えるのがうれしいですね。糖分を控えたい方は、「ブルーベリーヨーグルト」など「GI値の低いフルーツ」の入ったものを選ぶとよいでしょう。
最初からフルーツ入りのヨーグルトを買うのではなく、プレーンのヨーグルトに、生のフルーツやフルーツジャムと組み合わせるのもおすすめです。同じく「ファスト」に分類される「はちみつ」をかけるのもいいですね。
「アダムスキー式腸活法」に「食べてはいけない食材」はない
世の中には「カロリー制限ダイエット」や「糖質制限ダイエット」など、たくさんの「○○制限ダイエット」がありますが、「アダムスキー式腸活法」が魅力的なのは、あくまで「食べ合わせ」を重視し、あれもダメこれもダメという「食べてはいけない食材」を列挙するものではない、という点です。
アダムスキー博士は「必要なのは、『節度ある食べ方』をすること、そして普段の食事の中で『ほかの食品とどのように組み合わせるべきか』を知っておくことです」と述べています。
甘いものも「完全に我慢する」のではなく、「程よい量」を「適切なタイミング」で食べることで、十分、腸をきれいな状態に保つことは可能、ということです。
みなさんもぜひ「アダムスキー式腸活法」を学び、ただ甘いものを我慢するのではなく、上手に付き合いながら、「腸を汚さない」健康な体と食生活を送ってみてください。
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