なぜ髪の毛が無くなる?禿げるメカニズムとは

男性はホルモン学的には脱毛を促すホルモンなのです。本来は髪があることの方が奇跡なのですって。

500万年前、人類は山のヒトから平地で暮らすようになり食物が変わりました。動物を追いかけ捕まえて食べる、「はじめ人間ギャートルズ」の世界です。(大好きなマンガですがかなり古くてすみません)男性は獲物を追いかけ女性は穴蔵で子供を産み育てながら男性の獲物を待つという暮らしです。

男性の脂肪は普通預金、女性は定期預金なんて言われます。男性は瞬時にエネルギーとなるように内蔵の側に脂肪を蓄えます。女性はいつ獲物が捕まるか分からない暮らしの中で省エネルギーになるように遠くの皮下脂肪で蓄える体です。

女性は方向音痴が多いです。しかし男性は初めての道や土地でも自分が目指す方向と違って来ると「なんか気持ちが悪い道」と感じるようです。私にはちっとも気持ち悪くないですがね。そう、方向が間違っていた結果でした。男性には帰巣本能が備わっています。獲物を追ってグルグルと連れて行かれてもちゃんと家族の穴蔵へ帰れるのです。男子が電車や車に目を奪われるのは獲物を追っていた名残だそうです。

そんな男性が獲得した機能の中に前頭葉の髪の固着力を失くすという働きもあるのです。獲物と格闘するエネルギーを使うと前頭葉に熱が発します。この熱がこもっていると脳震盪で倒れてしまいます。なので熱を放出させるために前頭部の髪は抜けるように作用しているそうです。

日本のお侍さんのスタイルは正に前頭部に髪は要らないと言わんばかりに自ら剃り上げていました。戦の時に思い甲冑をかぶり脳震盪を起こすので自ら髪を剃り上げ倒れません!!と忠誠をお殿様に誓ったかはわかりませんが…髪がない方が都合が良いことは明らかなことです。

男性ホルモン(テストステロン)はペンタアルファーレダクダーゼ酵素の活性でデヒドロテストステロンへ変換されて前頭部の固着力を低下させるのです。これは脳の温度上昇の抑制の作用なのです。

時代が変わり獲物なんて追いかけなくなったと言ってもヒトが取得した体はそう簡単に変わることはないのです!
ハゲたくない男性はいかに脱毛へ紐づくことを避けてお洒落すること、男性ホルモン影響の皮脂を酸化を防ぎキレイに洗い流せることはかなりの予防となります。ただ、注意は男性化粧品によくあるアルコール系や清涼感用のミント系などは頭皮は全く必要がありません。皮膚の弱い方はそのせいで脱毛することもあります。不必要な刺激は返ってご法度です!

3人に1人が発症!禿げる最大の原因


日本人男性の薄毛で最も多いのが男性型脱毛症(AGA)。
AGAは男性ホルモン、つまり内分泌系の異常により起こります。
遺伝も大きな要因になり、治すには医師による医学的な治療が必要になります。

禿げるメカニズム:ヘアサイクルの乱れ

大前提として、毛髪は毛根から生み出されます。
毛根はそれぞれが独立したヘアサイクルを持っているので、
相互に干渉し合うことはありません。

ヘアサイクル正常だと、毛髪は2~6年の成長期で成長し、強く太くなります。
その後2週間ほどの退行期に入り、髪の毛を生み出す毛球が縮み、
土台が弱くなります。
最後に3、4か月ほどの休止期を迎え、毛髪は抜け落ちます。
そして次の毛髪の発生に備えて成長期に入るということを繰り返します。
ヘアサイクルはすべての毛根で独立して行われ、
1日に平均50~100本ほどの毛髪が抜け落ちていきます。
これ自体はいたって正常なことです。

AGA・薄毛は、この正常なヘアサイクルが乱れることで発症します。
本来2~6年あるはずの毛髪の成長期間が短くなり、
十分に成長することができないまま毛髪が抜け落ちてしまう。
これが頭皮全体に広がってくると薄毛化として視認されることになります。

 

ヘアサイクルを乱すのは男性ホルモン

男性らしい体つきや生殖機能に重要な役割を果たすのが男性ホルモン。ヘアサイクルに関わってくるのが、その男性ホルモンの一つ、テストステロンです。

毛根付近には5αリダクターゼという酵素の一種が多く存在するのですが、この酵素とテストステロンが結びつくのがことの発端。テストステロンは、この酵素と結びつくとジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換されます。

ジヒドロテストステロン(DHT)は、毛根にある毛母細胞の受容体と結合すると、毛髪に対し「成長を止めて脱毛しろ」という信号を発します。この信号を受けると、毛根は収縮し、髪の毛は成長を止めて抜け落ちてしまいます。

その後も毛髪は生えてきますが、毛根が収縮しているために産毛程度の弱々しい毛髪しか生えなくなり、やがて毛根自体が閉じてしまうことに。そうして、AGA・薄毛が進行していくのです。

 

遺伝やストレス、睡眠も影響する!

ハゲは遺伝すると昔から言われていますが、残念ながら、その通り。
ジヒドロテストステロン(DHT)は、上述した通り、5αリダクターゼと結び付いて生成されます。したがって、5αリダクターゼの保有量が多いほどAGAになりやすくなるわけですが、この保有量が遺伝することがわかっています。

血流も重要なポイントです。

毛髪を生み出す毛根、とくに毛母細胞には様々な栄養素が必要です。栄養素は血液によって運ばれますから、血流の良し悪しは重大。血流が悪く栄養素が十分に届かなければ、毛母細胞は細胞分裂できず、毛髪は成長することができなくなります。

 

血流を悪化させる原因

 
タバコ

タバコは血管を収縮させるため、頭皮の血流が悪化します。

毛 髪の育成を阻害する原因となります。

 
アルコール

適度な飲酒は問題ありませんが、過度な飲酒は頭皮の血流を悪化させると言われています。

また、アルコールを大量に分解するには、栄養素も大量に使用されます。毛髪を作る毛根に必要な栄養素が不足し、発毛・育毛力が弱まってしまいます。

 
ストレス

ストレスは頭皮にも影響を及ぼします。頭皮が硬くなって血流が悪化し、毛髪の成長を阻害してしまいます。

 

 

睡眠負債という言葉が言われるようになって久しいですが、睡眠不足も当然ながら悪影響を及ぼします。とくに、毛髪の成長が最も盛んなゴールデンタイム、夜の10時~夜中の3時頃までの間に睡眠に入っていないと、その成長のタイミングを逸してしまうことになります。

生活習慣の改善は、AGAの治療の効果を高めてくれます。負担にならない程度に生活習慣改善に取り組みましょう。

フケと薄毛になるのは相関性がある?

しっかりシャンプーをしているはずなのにフケが出てしまう…。ストレス過多や睡眠不足、刺激物や甘いものの過剰摂取、誤ったケアによる頭皮の乾燥など、フケには原因がいくつかあり、頭皮の状態によっては抜け毛の原因にもなります。フケに関して正しい知識を身に付け、適切な対処法で悩みを解消しましょう。


■フケと抜け毛・薄毛の関係性

ふとしたときに気になる「フケ」。肩に落ちているのを見つけると、どうしても不潔な印象になってしまいがちです。毎日しっかりとシャンプーをして、清潔にしているはずなのに、頭がかゆくなったり、すぐにフケが出てきたりと悩んでいる人も少なくないでしょう。

 

それでも、なかなか人にはフケのことを相談しづらいですよね。中には、フケができると頭皮環境が悪化したと思い、抜け毛や薄毛を気にする人がいるかもしれません。

 

ちょっとフケが出やすい程度なら、髪と頭皮を清潔に保てばおさまりますが、フケのタイプによっては、そのままにしておくと薄毛の原因になるため、適切な対処が必要になります。

 

■そもそもフケとは?

フケは新陳代謝によって皮膚の表面の老廃物がはがれ落ちたもの、つまり誰にでも出るものなのです。しかし、目立つようなフケが出るようになったのであれば、代謝が正常に行われなくなっているのかもしれません。

 

あまりにひどい場合は、頭皮が炎症を起こしていることもあるので、皮膚科など専門医に相談する必要があります。

 

では、目立つようなフケはなぜ出てくるのでしょうか?フケには、乾燥しているタイプとオイリーなタイプの2種類があります。

 

■乾燥性のフケの要因

乾燥性のフケは、肌自体が乾燥肌の人に多い傾向があります。白くカサカサに乾いて、細かくパラパラと落ちるフケが出るのがこのタイプに当てはまります。

 

皮脂の分泌が低下し、頭皮の水分・脂分が不足して、角質層の細胞の結びつきが弱くなり、はがれやすくなってしまってできるものです。これが大量に出ると頭皮がさらに乾燥し、髪の成長に悪影響となると考えられます。

 

また、空気が乾燥している時期的な要素だけでなく、シャンプーや整髪料が合っていない可能性も考えられます。意外と見落としがちな整髪料は、頭皮に付いてしまうと毛穴をふさいだり、ホコリや汚れを吸着したり、アレルギーを起こしやすくすることもあり、頭皮のトラブルにもつながると考えられています。整髪料をしっかり落とそうとシャンプーの頻度や力の入れ方が激しくなってしまって、結果として頭髪を痛めることも懸念されます。

 

■オイリーなフケの要因は?

逆にベタベタして脂っぽく、やや黄色がかっていて頭皮や髪の間に貼りついて引っかかるような、フケが大きなかたまりとなっている方は、脱毛に至る場合もある「脂漏性皮膚炎」に要注意です。

 

従来、頭皮の下にある皮脂腺から分泌される皮脂は、頭皮を健康に保つためにとても重要な役割を果たしています。しかし、男性ホルモンバランスの乱れの影響や、脂肪分の取りすぎなどで異常に多くなる場合があります。

 

すると、頭皮に負担を与えたり、毛穴を詰まらせたりするだけではなく、脂分の多い環境を好むカビの一種である真菌(マラセチア)といった常在菌が繁殖しやすく、炎症になりやすいのです。

 

■フケの要因はほかにも…

また、体全体の新陳代謝を盛んにして、頭皮の毛細血管を丈夫にし、血液の循環を良くする働きを持つビタミンB2が不足すると、皮脂の分泌異常や角質化異常の原因になります。抗酸化作用があるとされ、血管を拡張する働きがあり、頭皮の血流を正常化させるビタミンEもしっかり取り入れたいところです。

 

逆に、過剰摂取するとフケの量に影響があるのは、刺激の強すぎる辛いものや甘いものが挙げられます。

 

ほかに、過度のストレスや睡眠不足もフケの原因になります。血行不良やホルモンバランスの乱れ、食欲不振などの要因により頭皮の環境に影響が出てきます。

 

■フケの改善方法は、頭皮の洗い方から

目立つフケを改善させるために、何をすれば良いのでしょうか?毎日洗っているのに悩んでいるなら、基本の洗い方を知ることで普段の洗髪方法を見直してみましょう。頭皮は新陳代謝と皮脂分泌が活発なため、清潔に保つことが最も大事です。

 

ただし、頭皮を清潔にすることが大切でも、普段の生活で1日に何回も髪を洗う必要はほとんどありません。毎日髪を洗う人なら、ぬるま湯ですすいだだけで大部分の汚れは落ちてしまうからです。

 

まずは、自分の頭皮が脂性肌か乾性肌かを知り、自分に合うシャンプーを選ぶことから始まります。洗髪後、頭皮が乾燥せず、ベタつきもないニュートラルな状態かどうかで判断しましょう。

 

■シャンプーの種類を知ろう

シャンプーは、アミノ酸系、高級アルコール系、石けん系の3種類に分類されます。

 

アミノ酸系は、アミノ酸から作られた合成界面活性剤を使用しており、洗浄力はやや弱めですが、頭皮への負担が少ないシャンプーです。頭皮が乾燥気味で、皮膚にトラブルのある方に向いているでしょう。

 

高級アルコール系は、鉱物油や動植物油脂が原料の合成界面活性剤を使っているので、頭皮に成分が残留するとトラブルの原因になります。洗浄力が高いのでオイリータイプの方から支持されていますが、頭皮にシャンプー成分が残らないよう、しっかりとすすぐことをおすすめします。

 

石けん系は天然成分を原料としているため、環境に優しいシャンプーです。頭皮への刺激も少なく洗浄力も高いものですが、洗った後に髪がパサつきやすいため、ロングヘアの方には不向きでしょう。

 

■フケのタイプ別シャンプー

乾燥性のフケが出ているときは、脱脂力が強すぎないような、保湿力の強い植物系オイルなどを配合したシャンプーやコンディショナーに変えてみましょう。

 

特に頭皮の状態を良くすることを考えた場合、コンディショナーには有用なものが多くあります。

 

脂っぽいフケの場合は洗浄力が高く殺菌効果のあるシャンプーを使い、十分なすすぎをした上で手早く乾かしましょう。洗浄力が高いものを使う分、トリートメントも忘れずに。

 

■正しい洗い方

正しく洗うには、シャンプーをつける前に、まずは軽くブラッシングをして髪についたホコリを取ります。さらにぬるま湯だけで髪を充分にすすぐと、この段階で髪のほとんどの汚れは落ちます。

 

シャンプーは直接髪につけたりせず、適量を手に取ったら、少量の水を加えて薄め、5個所ぐらいに分けて髪につけて両手で円を描くようにして泡立てます。

 

充分泡立ったら、最初は髪の汚れを落とすために、髪の根元から毛先に向かって洗っていきます。髪と髪をこすり合わせてゴシゴシ洗うのではなく、やさしく揉むように洗います。

 

次に頭皮も同様に、指の腹で揉むようにします。耳の周りやかゆいところは、指を立てて細かく動かしながら、頭全体は指をジグザグに動かしながら、襟足から頭頂部に向かって洗っていきます。

 

脂性の人や汚れがひどいときは、1回目で髪を洗い、2回目で頭皮を洗う2度洗いをおすすめします。

 

■すすぎが重要

洗い終わったら後のすすぎは、たっぷりお湯を使って充分に行ってください。シャンプーの残留物は頭皮にダメージを与える原因になります。

 

ヘアケアの基本は、頭皮に合うシャンプーを適切に選んで使用して、残留物が残らないようにしっかりとすすぐことが重要です。

 

「天使の輪」と呼ばれる光沢や、好感度の高い残り香は、どちらもシャンプーの残留物で、頭皮にダメージを与える危険性のあるものと言われています。

 

■コンディショナーやトリートメントは頭皮につけない

すすぎ終わったら、コンディショナーやトリートメントを使いましょう。成分的にはほとんど同じものですが、コンディショナーに比べてトリートメントはダメージケアの効果がより高められていることが一般的です。髪の表面を保護するためのものなので、頭皮につける必要はありません。根元から5cmぐらいのところから毛先にかけて、髪全体に行き渡るようにつけます。

 

少しヌルッとした感触が残るぐらいが髪を保護する成分が残るのではないかという人もいます。しかし、シャンプー同様に添加物などが残留するのを防ぐため、充分にすすいでください。どんなに洗い流しても効果がなくなることはありません。

 

■食生活や生活習慣の見直しも

さらに、食生活や生活習慣の見直しも効果が期待できそうです。頭皮も体の一部です。健康な体がなくては健康な頭皮も手に入れられません。

 

辛いものや甘いものを取りすぎていると思ったら控えてみましょう。過度のストレスや睡眠不足を感じたら、解消できるように心がけてみましょう。

 

■気付いたら早めにケア

フケ=即薄毛ではありませんが、そのままにしておけば、とり返しのつかないことになりかねません。

 

また、フケは頭皮にいる細菌の栄養分となるため、栄養をとった細菌はさらに繁殖、皮脂を分解し、頭皮のニオイの元となってしまいます。気づいたら早めにケアしておいたほうが安心ですね。