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ランディングページ(LP)とは?特徴や効果的な作り方など解説!

ランディングページとは、インターネット検索結果(検索エンジン)やWeb広告などを経由して、ユーザーが最初に着地(アクセス)するページのことです。
英訳でLanding Pageなので、頭文字をとった略で「LP」とも呼ばれます。
このランディングページは、情報提供型と行動喚起型の2つのタイプがあります。
とくに、行動喚起型の方を、一般的なランディングページとして呼ぶことが多いです。(※以降、行動喚起型のランディングページを「ランディングページ」とする)

ランディングページをうまく作りこんだり、使い分ければ、コンバージョン率の向上に繋がります。
結果的に、問い合わせや申し込みといったコンバージョンが増えるので、売り上げ向上が期待できるというわけです。

一方、ランディングページの質が低ければ、コンバージョン率が促進できないので、売り上げ向上も見込めないでしょう。

この点踏まえて、今回は、ランディングページの定義や特徴、効果的な作り方など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

ランディングページとは?

ランディングページとは、インターネット検索結果(検索エンジン)やWeb広告などを経由してユーザーが最初に着地(アクセス)するページのことです。
英訳でLanding Pageなので、頭文字を略して「LP」とも呼ばれます。

例えば、あるキーワードでユーザーが検索したとします。
この場合、検索結果にリスティング広告とオーガニック検索のリストがそれぞれ表示されるので、その中から興味を引くタイトル名(スニペットリンク)をクリックします。
そうなれば、リンク先のページにユーザーがアクセスすることになります。
このユーザーがアクセスしたページ(着地・訪問したページ)のことを、ランディングページと呼びます。

このランディングページには、情報提供型と行動喚起型の2つのタイプがあります。

  1. 情報提供型
  2. 行動喚起型

情報提供型

情報提供型は、コンバージョンさせることを主目的としません。
例えば、ユーザーの検索意図を考慮して、タイトル名やコンテンツ内容を書きます。
そうすれば、ユーザーが求める情報が中心に盛り込まれたページが出来上がります。
こうしたうえで、CTAを設置して、副次的にコンバージョンを狙うようにします。

このように、ユーザーに役立つ情報を提供することを最優先に考慮したページが情報提供型のランディングページとなります。

行動喚起型

行動喚起型は、コンバージョンを主目的とします。
例えば、ストーリ性を組んだコンテンツや会社概要などの信頼性のコンテンツの設置、フォーム設置、他ページへのリンク導線排除などして、行動喚起を起こすために必要な要素をコンテンツに盛り込みます。
そうすれば、コンバージョンに向けてユーザー行動を促進するページが出来上がります。

このように、コンバージョンさせることを最優先に考慮したページが行動喚起型のランディングページとなります。

とくに、この行動喚起型の方を、一般的にランディングページとして呼ぶことが多いです。(※以後、行動喚起型のランディングページを「ランディングページとする」)

ランディングページの特徴

ランディングページ特徴としては、SEO面に弱いことが挙げられます。
また、構成するためのコンテンツ要素が多いので、ページが冗長になりやすいです。
さらに、ユーザーの行動喚起を促すために極力他ページへの導線を排除するので、ページ内にリンクが少なくなります。

  • SEO面に弱い
  • 縦長ページになりやすい
  • リンクが少ない

SEO面に弱い

ランディングページは、SEO面に弱いです。

例えば、ランディングページでは、上位表示したいキーワード(SEOキーワード)で検索して表示される、競合上位サイトのコンテンツ傾向を考慮しません。
こうしたページは、基本的にGoogleから評価されづらくなります。

また、ランディングページでは、画像やイラスト、表データなどで視覚的に納得させる要素を中心にコンテンツを作成するので、テキスト量が少なくなります。
テキスト量が少ないとクローラーに認識されづらいなどで、根本的にGoogleから評価されづらくなります。

このように、SEO面に弱い点が、ランディングページの特徴の1つとなります。

縦長ページになりやすい

ランディングページは、縦長ページになりやすいです。

例えば、ランディングページでは、ユーザーを納得させるためにストーリー性を考慮したコンテンツやフォーム、運営の実態を示すコンテンツなど複数のコンテンツを順番に配置します。
このときに、構成に必要なコンテンツが下部にどんどん付け加えられていきます。
結果的に、一般的なページよりも冗長なページになるというわけです。

このように、縦長ページなりやすい点が、ランディングページの特徴の1つとなります。

リンクが少ない

ランディングページは、リンクが少ないです。

例えば、ランディングページでは、ユーザーがサイト内やサイト外の他のページへ移動できるリンクを削除します。
こうしたページは、アンカーテキストやバナー広告などが排除されるので、リンクなしのコンテンツだけになります。
結果的に、リンクの数が少なくなるというわけです。

このように、リンクが少ない点が、ランディングページの特徴の1つとなります。

ちなみに、リンクを排除すれば、ユーザーのコンテンツへの集中力を促進させることができます。

ランディングページの効果と必要性

ランディングページは、広告との整合性とランディングページの質が重要です。
これらをうまく調整して、ユーザーに訴求できれば、コンバージョン率の向上につながります。

例えば、広告の文言が「順位を上げる方法教えます」で、その広告のリンク先のランディングページのファーストビューとなるアイキャッチに「順位を上げる方法教えます」という文言を記載します。
この場合、広告とランディングページの整合性が取れるので、直帰を回避できます。
そうしたうえで、他ページへ遷移できるリンクを省いたり、ユーザーに熟読させて納得させるようなコンテンツを配置、フォーム設置、会社概要記載などして、ランディングページを作成します。
そうすれば、ユーザーのコンテンツへの興味関心や運営会社への信頼性が高まって、申込や問い合わせのアクションにつながりやすくなります。
結果的に、コンバージョンが促進されて、売り上げ向上が期待できるでしょう。

こうした良い効果を得るために、ランディングページの必要と言えます。

一方、ランディングページを活用しなければ、コンバージョン率が促進できません。
そうなれば、良いアクセス(見込み顧客になりやすいユーザー)を増やす対策に注力する必要があるでしょう。

一番良いのは、良いアクセスを増やし、かつランディングページをうまく活用することです。

ランディングページ(LP)とホームページ(HP)の違い

ランディングページは、コンバージョンを促進することが目的です。
また、SEO面に弱かったり、ページが縦長、リンクが少ないといった特徴があります。

一方、ホームページは、企業や個人などの実態やサービスをまとめて紹介することが目的です。
また、テキストをメインにページを作るのでSEO面で有利だったり、ページが縦長になりずらい、発リンクや被リンク、内部リンクが多くなりやすいといった特徴があります。

このように、目的や特徴において、ランディングページとホームページに大きな違いがあります。

ランディングページを使い分けよう

ランディングページを使い分けるには、集客とコンバージョンを意識します。
例えば、ランディングページは、SEO面に弱いので、検索流入の獲得が難しいです。
ですが、コンバージョン率を促進することには長けてます。

一方、ブログ記事ページは、SEO面に強いので、検索流入の獲得が期待できます。
もう少し言うと、ブログ記事ページの目的は、情報提供です。
なので、検索ユーザーの求める情報を盛り込んでページを作ります。
そうしたページは、ランディングページよりもコンバージョン率が低くなりますが、SEOに強いページとなります。
結果的に、検索から見込みユーザーの獲得が促進できるので、良い集客につながるというわけです。

このように、コンテンツのタイプによって、目的や特徴が違います。
これを理解したうえで、集客とコンバージョンを意識しながら、うまくランディングページを使い分けましょう。

ランディングページの作り方

デザインやコンテンツ内容を考慮したユーザーの心に響くランディングページを作ろう

ランディングページをただ作るだけでは、コンバージョン率が上がりません。
結果的に、コンバージョンが増えないので、売り上げ向上に結び付かないでしょう。
こうした良くない状況を回避するために、問合・申込した後にどんな良いことがあるのか?といったベネフィットなどがうまくユーザーに伝わるランディングページを作りましょう。

ちなみに、「ペライチ」などの専用ツールを使えば簡単にランディングページが作成できます。
ですが、こうしたツールでは、肝心のユーザーに響くコンテンツ内容という部分で細かい調整が難しいです。なので、効果的なランディングページを作るという点では、少し課題が残るでしょう。

  • 簡潔でわかりやすい内容にする
  • 広告との整合性を高める
  • フォームを使いやすくする
  • ストーリー性のある構成にする
  • 特典(プレゼント)を付ける
  • 他ページへの動線を減らす

簡潔でわかりやすい内容にする

簡潔でわかりやすい内容にするには、もっともユーザーに伝えたいことをなるべく短い文章でまとめます。
また、ユーザーの最終的なアクションとなる申込ボタンなどの重要な部分の文字や画像のサイズ、色味など調整して、装飾を際立たせます。
そうすれば、文章が理解しやすくなり、メリハリのあるデザインになります。
結果的に、興味関心を引いて熟読されるので、コンバージョンに至る可能性が高まるというわけです。

こうして、簡潔でわかりやすい内容にすることが、ランディングページを作るためのポイントとなります。

広告との整合性を高める

広告との整合性を高めるには、リンク元のアンカーテキストとランディングページの内容を合わせます。
もう少し言うと、内部リンクや外部リンク(リスティング広告などの外部サイトからのリンク)といったリンク元のアンカーテキストの語句とランディングページのタイトル名やファーストビューに表示される文言(キャッチコピー)の内容を一致させて整合性をとります。
そうすれば、ユーザーがリンクをクリックしてランディングページを訪問したときに迷いなく目的のコンテンツを読み進めることできます。(直帰が回避できます)
結果的に、コンテンツの熟読につながるので、コンバージョンに至る可能性が高くなるというわけです。

こうして、広告との整合性を高めることが、ランディングページを作るためのポイントとなります。

フォームを使いやすくする

ランディングページを作る目的は、そのページから問合せや申し込みといったコンバージョンを獲得するためです。
なので、基本的に、直接申込や問い合わせができるフォームを設置します。

このフォームを使いやすくするには、入力する項目を減らしたり、デザインによるわかりやすいナビゲーションを施すなどします。
そうすれば、ユーザーの利便性が向上
します。
結果的に、ストレスを気にせず項目を入力して申し込む機会が増えるので、コンバージョン率の向上が見込めます。

こうして、フォームをうまく最適化することが、ランディングページを作るためのポイントとなります。

ストーリー性のある構成にする

ストーリー性のある構成にするには、ユーザーが順番にコンテンツを読み進めてくれるようにします。
例えば、当ブログ「SEOラボ」を運営する弊社ディーボでは、ランディングページから月数百件のコンバージョンを獲得してます。
この効果的なランディングページの構成を紹介します。

ランディングページの作り方のポイント「ストーリー性を持ったコンテンツの流れにする」

上記の構成を少し解説すると、「①ターゲットに合わせたタイトル」は、リンク元の文言(アンカーテキスト)と同じ文言のタイトル名を大きくしっかり明示して、訪問してきたユーザーができるだけ直帰しないように迷わずランディングページを見てくれるように作っています。
そして、「②簡潔な概要」では、ランディングページのタイトル名に対する、概要や答え、ポイントを簡潔なテキスト文章で解説している部分となります。(検索結果のタイトルとスニペットのような関係と捉えてもらえるとよいでしょう。)
その概要や答え、ポイントに合わせた画像(写真)や動画を用意して、視覚的な要素を取り入れてより解りやすい内容に持ち込んでるのが「③実際の上昇事例(画像)」となります。
この画像付きの上昇事例では、実際にどういった対策を行ったのか?画像だけで伝えきれない部分をテキスト文章にて補足してるのが「④実際の対策内容・トピックス」です。

こうして、興味をもって訪問してここまで熟読してくれたユーザーに対して、ここまで触れたコンテンツ内容を加味したもっともわかりやすい簡潔な言葉を表現してるのが「⑤結論(上記から言えること)」となります。
この結論の言葉と申込フォームまでの流れをスムーズにつなぐために、ユーザーのここまでの募る思いを加味した語句を踏襲した部分が「⑥背中を押す一言」「⑦フォーム」となります。
この「⑥背中を押す一言」の有無で、申込みフォームに目を向けてくれるか?否か?が大きく左右する可能性があるので、コンテンツ内容とフォームをつなぐための気の利いた言葉を考えて、ランディングページのフォームの直前に盛り込むようにしましょう。

最後となる、「⑧信頼コンテンツ」は、これまで触れたコンテンツ内容において、本当に信憑性があるのか?申し込んでも大丈夫なのだろうか?といったユーザーの不安を少しでも取り除くためのコンテンツです。
もう少し言うと、著者となる個人や会社の実態や実績をちゃんと明らかにして、そのランディングページに書いてあることの信頼性を高めるためのコンテンツとなります。

このように、興味をもって訪問してくれたユーザー(ターゲットユーザー)の目線に立ったうえで、コンテンツのストーリーを考慮することが、ランディングページを作るためのポイントとなります。


特典(プレゼント)を付けるには、その特典内容を明示することを考慮します。特典(プレゼント)を付ける

例えば、フォームの前後に、無料レポートや割引情報などのオファーとなる情報をユーザーにわかるように記載します。
そうすれば、再訪したユーザーや新規に訪問したユーザーが、特典を欲しくなる可能性が高まります。
結果的に、申し込む機会が増えるので、コンバージョン率の向上につながるといわけです。

こうして、特典(プレゼント)を付けることが、ランディングページを作るためのポイントとなります。

ちなみに、特典をつけると、それ欲しさに申し込むユーザーが増えてコンバージョンするユーザーの全体的な質が下がる傾向にあるので、その点も加味しながら、ランディングページを作るとよいでしょう。

他ページへの動線を減らす

他ページへの動線を減らすには、リンクの設置を控えます。
例えば、サイト内の別ページへのリンクや、外部サイトへのリンクなどの発リンクの設置を控えます。
そうすれば、ユーザーは他のページに遷移しないので、コンテンツの内容に注力しやすくなります。
結果的に、コンテンツを熟読するので、コンバージョンに至る可能性が高まるというわけです。

こうして、他ページへの動線を減らすことが、ランディングページを作るためのポイントとなります。

まとめ:ランディングページをうまく活用して、売り上げを促進しよう

ランディングページをうまく活用すれば、コンバージョン率の促進が期待できます。
結果的に、売り上げ向上が見込めるでしょう。

こうした良い成果を得るために、まず、ランディングページの目的や特徴を理解することが重要です。
例えば、ランディングページは、基本的にSEO面に弱いので検索流入の獲得が難しいです。
こうした性質がわかれば、コンバージョン率を促進するためにうまく使い分けることができます。

ですが、ただ使い分けても、ランディングページからユーザーをコンバージョンさせることはできません。
ユーザーをコンバージョンさせるには、ランディングページの質を高める必要があります。
例えば、ユーザーを直帰させないためのコンテンツや納得させるコンテンツ、ストレスを感じづらいフォーム、運営情報など配置します。
そうすれば、ユーザーの関心や興味・信頼性等高まるので、よりコンバージョンのアクションが期待できます。
結果的に、コンバージョン率が上がってコンバージョンが増えるので、売り上げ向上が期待できるでしょう。
付け加えると、アクセスが横ばいでもコンバージョン率が上がるので、コンバージョンが増えます。

一方、ランディングページの質が低かったり、うまく活用できなければ、コンバージョン率が促進できません。
そうなれば、良いアクセスを増やさないと、コンバージョンも増えないでしょう。

こうした良くない状況を回避するために、ランディングページの質を上げて、そのページをうまく活用することが重要となります。