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キャンプ初心者「忘れがちな必需品」10のリスト

待ちに待ったキャンプ当日。

「テントよし、いすよし、寝具よし。食材は現地調達。いざ出発!」――意気揚々とアクセルを踏み込みたいところだが、初心者は本当に今の準備でキャンプへと向かっていいのか、再確認が必要だ。

キャンプに必要なのは、ギアと食材だけではない。むしろ、それ以外の小さな携行品もギアと同等に大事な“装備”の一種である。

以下の10項目は、よく忘れがちなマストアイテム。出発前のチェックリストとしてブックマークせよ!

キャンプでのゴミ袋は45Lがちょうどいい

① ゴミ袋

キャンプ場は、ゴミの持ち帰りが基本。そのため、ゴミ袋の準備は必要不可欠だ。

大は小を兼ねるということわざがあるが、実はキャンプで70Lオーバーは使い勝手が悪い。サイズは45Lがちょうどいいところだろう。

分別に対応する必要性はもちろん、ゴミ袋はそのほかにも汚れたものを入れたりと出番が多いので、多めに持っていくことをオススメする。

② ティッシュ、ウェットティッシュ

日本の生活様式に不可欠なティッシュ類は、キャンプでも言わずもがなの必需品。

ティッシュは屋外用・テント内用を用意しておいてもいい。また、ウェットティッシュは机や食器など、汚れたものを拭くためにも必ず必要になる。キャンプだとちょっとした“水分”がとにかく貴重なのよ。

③ キッチンペーパー

キッチンペーパーはウェットティッシュと同様、各種掃除の際に重宝するだけでなく、炒め物や揚げ物で出た調理油を吸い取るときなど、環境配慮にも役立つ便利グッズだ。

 

ウェットティッシュと異なる点は、乾拭きができること。さび防止のために水分を拭き取ったり、冬場は結露を拭き取ったりと、これまた出番の多いスタメンなのだ。

④ トイレットペーパー

キャンプ場のトイレには、トイレットペーパーが設置されていないところもある。初心者にして「手と水でイケる」という剛の者には何も言うことがないが、トイレットペーパーはあって損なしのマストアイテムだ。

持ち運びの際には、勝手にロールが伸びてしまわぬよう、専用のホルダーに入れての持ち運くと勝手がいい。

⑤ 救急セット

アウトドア遊びではケガもつきもの。山中だと簡単に買い出しや病院にも行けないため、救急箱は必ず携帯しておくように。

具体的にはばんそうこう、アルコール消毒類、ハサミ、包帯、テープなど。そこにプラスして傷薬や頭痛薬、そのほか心配事に備えた用意を。

家にある古いタオルやTシャツをぞうきん代わりに!

⑥ ぞうきん

撤収時にいすや机の足を拭いたり、クーラーボックスの底を拭いたりと、ぞうきんはキャンプ場でも掃除のベストパートナーになる。すべてをティッシュで賄おうとしたら、大いなる資源の無駄になってしまうし、ね。

もし自宅にない場合は、家にある古いタオルなどで代用してもOK。古いTシャツなんかもどうせ捨てるなら、切ってぞうきん代わりに使ってもいいだろう。

⑦ 防寒着、防水シューズ

山の天気は変わりやすいし、夏場でも夜は想像以上に寒くなる。そのため、服装はオーバースペック過ぎると思うぐらいがちょうどいい。都会と同じように考えていたら、痛い目を見るに違いない。

 

シェルは防水・撥水加工のあるものを。足元はブーツがオススメだが、スニーカーなら汚れてもいいもので、事前にしっかり防水スプレーをすること。もしあるのであれば、ゴアテックス製のものが吉だ。

⑧ ヘッドライト

当たり前だが、キャンプ場には街灯も蛍光灯もない。そのため、夜間に作業をするときは懐中電灯ではなく、両手が空くヘッドライトが便利。

コンパクトなのでポケットに忍ばせることもできるし、いざというときは防災グッズとしても活躍するので、購入して損のないアイテムだ。

⑨ 虫除け

キャンプ場では、ほかのキャンプ客のみならず、虫とも共同生活を送ることになる。「いくら虫に刺されたってOKさ」という人を除き、虫除けグッズは必須だ。

具体的には虫除けスプレー、殺虫剤、ムヒ、夏場は蚊取り線香などなど。蜂やムカデに刺された際は適切な応急処置をして、すぐ病院に急行するように。軽く見たらキケンだからこそ、虫除けグッズは本当に大切なのだ。

⑩ クーラーボックス

食材、飲料保管は基本的にクーラーボックスで行う。例えば、4人家族の1泊2日キャンプなら、40L程度のハードクーラーと36L程度のソフトクーラーぐらいが目安。

また、食糧保管はもちろん、火傷などのケガを冷やすために、なかには冷却パックを入れておくといい。

前日準備はリスク大。余裕を持った準備を!

期間限定でも、実際にそこで“暮らす”必要のあるキャンプでは、自宅と同様の生活必需品・消耗品の準備が必要になる。

ティッシュやトイレットペーパーはもちろん、クーラーボックスは冷蔵庫、ベッドはマットレスというように、日常生活を想定しながら準備を進めよう。また、前日準備は買い出しに行けないリスクがあるので、必需品はなるべく前もってそろえておこう。

 

備えあれば憂いなし。カッコいいギアもアレコレ欲しいだろうけど、まずは身の回りから着実に、堅実に、万全の準備をしてキャンプを楽しもう!