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柿渋でコロナ不活性化? 奈良県立医大が発表

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ひでどん(@komatu00713)です。

秋の味覚の一つ、【柿】。秋の果物として古い時代から日本人に親しまれてきました。とても栄養価が高いことで知られています。

『柿が赤くなれば医者は青くなる』ということわざがあるくらいです。柿と聞くと連想するのがあの「渋みの原因」である【柿渋】です。

【柿渋】の成分は、「カキタンニン」と呼ばれるタンニンの一種です。タンニンを簡単に言うと、植物に含まれる渋みの原因となる成分です。

渋みと聞くと一見悪い物のように思えますが、実は体にとっては良い働きをしてくれます。健康成分としてすっかりお馴染みとなったポリフェノールもタンニンの仲間なのです。

そもそもタンニンを口の中に入れると「渋い」と感じるのは、口の中で起きている化学反応が原因です。タンニンは口の中で舌や口腔粘膜のたんぱく質と結びついて、修れんさせる働きをします。その感覚が「渋い」となります。タンニンの持つ働きは、このたんぱく質との結びつきが大きな意味を持っています。

そして、この【柿渋】(柿タンニン)に新型コロナウイルスを不活性化させる効果があると発表しました。

この度、奈良県立医科大学は15日、渋柿を砕き発酵させた【柿渋】(柿タンニン)に、新型コロナウィルスの感染力をなくす効果があるとの実験結果を発表しました。基礎研究段階で、人での効果は未確認だが、一定濃度の柿渋を使ったアメやガムで口からの感染予防が期待できるとして、同大は製品化する企業を公募します。実験は同大の伊藤利洋(免疫学)、矢野寿一(微生物感染症学)両教授らの研究グループが実施。試験管内で新型コロナウイルスと唾液を混ぜたうえで柿渋を添加し、ウイルスが細胞に侵入する能力の変化を調べた。その結果、一定の濃度を超えると感染力を持つウイルスが1万分の1以下にまで減少することが分かった。研究グループは「口の中に近い環境で検証したので、効果が期待できる」と説明。ただ、「柿を普通に食べるだけでは効果がない」とも強調し、細井裕司理事長は「世界に向けて早急に提供することが重要。数カ月以内に製品化したい」としました。 出典 産経新聞

新型コロナ感染予防対策として、期待をせざる負えないですが、商品開発はまだまだこれからですが、【柿タンニン】成分を含むのど飴の買い占めが心配です。