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新型コロナでデジタル化加速 5G普及を予測

総務省は4日、2020年版の情報通信白書を公表した。新型コロナウイルス流行の影響で、デジタル技術の普及が加速すると予測。次世代通信規格「5G」や、あらゆる機器がネットワークでつながるIoT(モノのインターネット)などの新技術の重要性が増すとしている。

 

 白書は、新型コロナ流行を契機にテレワークなどデジタル化、リモート化が定着すると指摘。その基盤として超高速通信などが特徴の5Gが不可欠となり、25年にスマートフォンなど移動通信機器経由のデータ通信で5Gが半分近くを占めるとみている。


 さらに、5Gや人工知能(AI)の普及で、産業や一般消費者向けとしてIoTの利用が拡大すると分析。22年に世界のIoT機器の台数は産業用で92億台、一般消費者用で87億台となり、ともに20年比1.4倍となる見通しを示した。