「雨でぬれた洗濯物」の臭いを防ぐ上手な対処法

雨にぬれた洗濯物は干しっぱなしで大丈夫?

朝出かけるときは晴天だったのに、突然の雨で洗濯物がぬれてしまった経験が、誰しも一度や二度はあるのでは?

フルタイムで働く新妻さんも、急な天候変化で外に干しっぱなしの洗濯物が雨にぬれてしまったことが何度かあるそうです。新妻さんは、よほどの豪雨でない限り、洗い直しはしない派。「ちょっとにわか雨に降られたくらいなら、そのまま浴室乾燥で乾かしていました」。

雨にぬれた洗濯物 そのままにしちゃダメな理由

新妻さんのように、ちょっとの雨なら“まぁ、いいか”とそのままにする人も多いでしょう。でも、雨にはチリやほこりなど、大気中の汚れが含まれており、雨にぬれることは、汚れがつくのと同じこと。だから一度雨にぬれた洗濯物は、洗い直したほうがいいんです。

とくに外気温の高いこれからの季節は、汚れたまま放っておくと雑菌が繁殖しやすく、生乾きのイヤな臭いも発生しやすくなるので、面倒でも洗い直しましょう。

雨にぬれた洗濯物を時短で洗い直す方法

◆すすぎ1回で、時短お洗濯

 

洗い直しが必要だとわかっても、また洗い直すと、乾くまでに時間がかかります。少しでも時短するなら、すすぎ1回対応の洗剤を使って洗濯時間を短縮しましょう。このとき、ニオイの原因菌の増殖を抑制する効果のある「抗菌洗剤」を使って洗濯することがポイントです。抗菌洗剤は、部屋干しするときのイヤな臭いの発生を抑えてくれます。

◆部屋干しは、除湿して時短で乾かす

乾かす時間を短くするには、干すときに、洗濯物と洗濯物の間はこぶし1つほどあけて空気の通り道を作ります。さらに、エアコンのドライ機能や除湿機で湿度を下げると、速く乾きます。

 

雨で生乾きの洗濯物を洗い直しする時間がないときは?

予定があったり忙しかったりと、どうしても洗い直す時間がない場合もありますよね。汚れを洗い流すことはあきらめても、そのまま自然に乾くのを待っていてはダメ。

生乾きの状態で乾くまでに時間がかかると、洗濯物についた雑菌が繁殖し、その代謝物がイヤな臭いを発生します。生乾き臭の原因菌の繁殖を抑えるため、とにかく速く乾かしましょう。

洗濯物を速く乾かすための主な条件は、「湿度」「風」「気温」。窓を閉めて部屋干しにし、エアコンのドライ機能や除湿機を利用して湿度を下げ、扇風機や換気扇を利用して空気の流れを作り、できるだけ速く乾かしましょう。

屋根があっても雨の日は部屋干しに!

屋根があって雨にぬれない場所でも、雨の日の外の湿度は室内の湿度よりも高く、外に干すとなかなか乾きません。生乾きの状態が続くと、イヤな臭いが発生しやすくなるので、屋根がある場合でも雨の日は必ず部屋干しにしましょう。

 

洗濯物を干して出かける日は、急な雨で洗濯物がぬれないように、必ず天気予報をチェックしたいですね。心配なときは、部屋干しして出かけましょう。