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エヌビディア、時価総額でインテル抜く

8日の米株式市場でエヌビディア株は前日比2.4%上昇、時価総額が2480億ドル(約26兆6400億円)を超えた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で同社技術を用いたクラウドベースのサービスにシフトする動きが加速するとの見方を背景に、同社の株価は年初来で72%上昇した。一方のインテル株は、年初来で2%安となっている。

エヌビディアは1993年、現在も経営トップを務めるジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が共同設立。当時は同社を含め20数社のグラフィックチップ会社が存在した。だがその後、買収や経営破綻、より大規模な企業による吸収などで競合が姿を消し、エヌビディアは唯一の独立系企業として生き残った。

エヌビディアは台湾積体電路製造(TSMC)とサムスン電子に続く、時価総額ベースで世界第3位の半導体メーカーとなった。