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日本人はなぜお祭りが大好きなのか?

いつもお読みいただきありがとうございます。

ひでどんです。

今年の神事(お祭り)は、「新型コロナ」の影響で、各地で軒並み中止になっています。例年7月に「祇園祭り」が頻繁に行われ、各地で賑わいを見せていましたが、2020年は静かな時を過ごすことになりそうです。

そこで、お祭り大好きなわたくしが、お祭りについて起源などを深堀していこうと思います。

地域、四季それぞれに魅力がある日本。「八百万(やおよろず)の神」と言う神が宿ることを信仰してきました。自然と神に感謝し、生きる喜び、コミニティを培うために行ってきたのが「お祭り」です。

普段は勤勉で大人しい日本人が、みんなと楽しくストレスやエネルギーを爆発させる機会でもあります。

お祭りを知ることで、日本を知る事。普段は見られない地域の文化など理解することにより、もっと地方が好きになること間違いないです。

1.お祭りとは

日本のお祭りの本来の目的は「神様に感謝する」こと。「祭り(まつり)」という言葉の語源も「祀る(まつる)」です。神を慰め、祈願すること、またはその儀式を指し、土着の神様、神道または仏教に由来します。

 日本人のお祭りに対する思いを理解する上で重要なのが、「ハレ」と「ケ」の概念。「ハレ」とは「非日常」、「ケ」は「日常」。祭りは「ハレ」であり、華やかに執り行うことで「ケ」をリセットする意味があります。

日本人は、この「ハレ」の機会を楽しみにし、「ケ」の日常を生きる活力の源としているのです。

また、神様とは関係のない新しいものもあります。例えば、地域おこしのための市民祭り、雪まつりや桜まつりなど季節に由来するもの、時代まつりのように歴史を祝うもの、サンバカーニバルや春節に代表される外国由来のお祭りなど。これらも文化を尊重し、季節に感謝し、人々を繋ぐため、日本に欠かせないものとなっています。

2.お神輿とは?

日本のお祭りと言えば「お神輿(みこし/しんよ)」。

お神輿とは、お祭りの時に神様が地域内を回る為に乗る「輿」(乗り物)のこと。半纏と呼ばれる祭り衣装を身にまとった担ぎ手たちが、神輿を肩に担ぎながら神社近隣の地域を回ります。災厄や穢(けが)れを吸収して清めたり、人々の豊作祈願や願いを聞き入れたりするために行われると言われています。

お神輿の魅力は、なんといっても担ぎ手の熱気。重いものは何百キロもあり、たくさんの人が力を合わせて肩に担ぎます。基本的にその町内に住む人が中心になって担ぐため、地域コミュニティの形成に大きく寄与します。

3.山車・太鼓台とは?

お神輿と同じく、神様の乗り物で町内を回るのが「山車(だし)」・「太鼓台(たいこだい)」。これらは、祭礼の際に引いたり担いだりする出し物。神輿よりさらに重く、車輪がついて、多くは人力で引きます。

「山車」はなぜ「山」の車なのでしょうか?それは、自然の山岳を模して作られたものだから。神様は山岳や山頂の岩や木に降臨すると感がられたため、山車はお祭りのあいだ神様を招き入れ、滞在していただくために作られました。その後、神様がもっと喜ぶよう、華やかな装飾がほどこされ、奏者や演者が乗れるようになり、町内を巡れるよう車輪が付けられていくうちに、今の形になりました。

山車から派生した「太鼓台」にも同じく車輪が付けられていますが、こちらは中で太鼓を叩く、担ぎ棒が付けられているなどの特徴があり、そのほとんどを関西や四国などの西日本エリアで見ることができます。

神様がお乗りになる山車・太鼓台の多くは、花や人形などの豪華な装飾が施されているのが特徴。京都の祇園祭のような風流なものは、歴史絵巻の豪華絢爛な世界が体験できます。一方、岸和田のだんじりのように、とても激しく走るものもあります。まったく違った雰囲気をぜひ楽しみたいものですね。

4.まとめ

まだまだ各地には、盆踊り・裸祭り・火祭りなど沢山あります。

ですが、昨今は「参加することに意義がある」ではなく「参加せず見るを楽しむ」が一般的になってきてます。そうなると、担い手不足により地方の先祖代々続くお祭り自体が危機に直面しているのが現状です。このブログをきっかけに興味を抱いていただければ幸甚です。

御神輿(おみこし)を担いで「わっしょい」と掛け声をいたしますが、語源は「和を背負う」からきてます。和=日本背負うと言う意味もあります。

日本の伝統を守っていく為にも、ぜひ参加して盛り上げていきましょう。

私も、御神輿団体に所属してますので、ご興味のある方は是非⇩⇩