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日本は○○位! 世界自殺率ランキング 自殺率上位国で生きるのが苦しい理由

デジタルが発展して昔の人が夢見ていたような便利な世の中になったにもかかわらず、いまの日本では人身事故のニュースを聞かない日はないわ。世界保健機関によれば、40秒ごとに世界のどこかで人が自殺しているとか。この悲しい現状はどうやって防げるのだろうか?

 

 Contents

 

1.世界自殺ランキング30

2.グリーンランドはなぜ自殺率がこんなにも高い?

3東ヨーロッパの自殺率が高いのはなぜ?

4.韓国の自殺率が日本より高い理由

5.日本人の自殺者の年齢層

6日本人はそんなにも不幸なのか??

 

世界の自殺率ランキング30

 

 

1位 グリーンランド 16位 ポーランド
2位 リトアニア 17位 セルビア
3位 韓国 18位 ベルギー
4位 ギニア 19位 ウルグアイ
5位 カザフスタン 20位 ブータン
6位 スロベニア 21位 フィンランド
7位 ハンガリー 22位 南アメリカ
8位 クロアチア 23位 オーストリア
9位 スリランカ 24位 台湾
10位 ラトビア 25位 エストニア
11位 ベラルーシ 26位 フランス
12位 ウクライナ 27位 スリナム
13位 日本 28位 ボスニア・ヘルツェゴビナ
14位 ロシア 29位 チェコ共和国
15位 モルドバ 30位 キューバ

 

 

グリーンランドはなぜ自殺率がこんなにも高い?

 

グリーンランドは日本の面積の約6倍で世界最大の島。国民のほとんどが高収入かつ生活水準が世界トップクラスで、社会保障も充実しているはずなのに、人口の約20%1回は自殺未遂をするという不幸な状況なの。以下のふたつの理由が主な理由よ。

 

①    アルコール中毒

夏の間でも平均気温が010°で、冬は零下のグリーンランド。寒いだけで自殺というのはなかなか結びつかないけど、寒い地域(ロシアも)に住む人は体を温めるためにお酒をかなり飲むためアルコール中毒になりやすいの。アルコールの乱用はグリーンランドの大きな社会問題になっていて、家庭内暴力、性的虐待、失業にもつながって、最後に自殺を選んでしまうそう…。

 

②    日光不足による鬱、不眠症

北極圏にあるグリーンランドは太陽が一度も上がらない日が1年に100日以上あるの。日光に当たらないと幸福ホルモンであるセロトニンが産生されず不眠症を招き、日中も鬱の気分で苦しんでしまうとか。寒い気候が全ての元凶なのね。

 

東ヨーロッパの自殺率が高いのはなぜ?

 

東ヨーロッパで自殺率が高い原因は経済格差とアルコールを飲む習慣に端を発しているわ。

まず経済格差だけど、ソ連が支配していた社会主義体制から、ソ連崩壊により自由主義経済に変わったことで所得格差が広がったことで人生を悲観する人も多いの。また、東ヨーロッパの国々はひとり当たりのアルコール消費量ランキングでトップに君臨していて、ビールやワインではそのような結果にはならず、アルコール度数の多いウォッカを飲む人が多い国ほど自殺率が高くなる統計結果がでているよ。

経済がもともと苦しいのに酒浸りで体を壊して仕事ができなくなり、経済的に困窮して自殺を選んでしまうんだそう。お酒は楽しく飲むぶんには幸せな気分にさせてくれるけど、度が過ぎると不幸への一歩なのね。

 

韓国の自殺率が日本より高い理由

 

韓国はOECD(先進国クラブ)のなかでは自殺率トップでEU諸国平均の2倍以上の数よ。日本よりも韓国の自殺率が高い理由は「強い者こそ正義」という軍隊文化にあり、メンタルに不調があったときに精神科に行くことは弱い自分を認めることになり、抗うつ剤を飲めば気持ちが落ち着くのに不調のまま過ごして自殺するまで追い込まれてしまうのだとか。

そもそも韓国は日本よりも学歴重視で入った大学によって給料も何倍も変わったり、高卒では結婚の可能性も低くなるため、大学入試に不合格になったり、仕事を解雇されたりすると社会から見放されて絶望的になりやすい環境と言われているわ。

最近は、高齢者の自殺も増えていて、その理由は韓国は儒教の教えからもともと家族のつながりを大事にし、介護も家族が行うものという考えがあり、高齢者は子供の負担を軽減するために自殺を選んでしまう傾向があるの。最近韓国で増えてきたのはネットいじめで、何かあるとバッシングしたり、不確実な噂をネットで拡散したり、追いつめてしまうことも…。

 

日本人の自殺者の年齢層

 

日本の自殺者年齢層は、働き盛りの50代が最も多く、次いで60代、40代、30代の順よ。最近は若年層の自殺も増えていて、若年層の自殺率は世界でトップクラスなの。しかも、日本の15歳から39歳の死因の第1位が自殺という悲しい結果になっていて、事故死よりも自殺が多い国は日本のみ。なんとも悲劇的な状況といえるわ。

日本人自殺者の原因ランキング

 

 

学生と大人で自殺の原因は異なり、学生の自殺の引き金となるのは、

1位 いじめ

2位 ネットいじめ

3位 ヒキコモリ(他者からの孤立)

4位 経済的な問題

5位 受験での失敗

6位 就活の失敗という結果。

 

大人の自殺の引き金になるのは、

1位 病気などの健康問題(精神疾患が最多)

2位 貧困や事業不振、倒産、リストラなどによる経済状況の悪化

3位 家庭問題

4位 職場の人間関係

という結果です。

日本人はそんなにも不幸なのか?

 

外国人から見ると日本は先進国で恵まれているのに、なぜそんなにも不幸に感じている人が多いのか疑問を感じるみたい。「豊かさのハードルが上がっていて、幸せの不感症になっているのでは?」と言われるとなんともいえないけど、男女別の要因では、日本人男性が不幸な原因は間違いなく、世間体の目が厳しく社会的なプレッシャーがあることと、根が真面目すぎて完璧さを求めるから。

「社会人ならこうあるべき」、「男ならこうあるべき」など身内をはじめとする周りの目が厳しく、海外では個人主義なので我が道をいく楽観的な人も多いけど、日本人は真面目なので一定のレールから外れると生きづらくなり、ヒキコモリを選んだり自ら破滅の道に進む人も一定数いるのが現状です。

ほかにも、勤務時間と通勤時間が長く社畜状態なのも、不幸感に拍車をかけているよね。しかも、いまの若者は年金ももらえるかわからないため貯金に励み、余暇のレジャーになかなかお金を使えず、バカンスという概念がないのも気分転換できずに鬱々してしまうことにつながっていそう。

もうひとつ日本に特徴的なのが、何か不祥事があると責任感から自殺を選ぶ人が多いということ。これは武士の時代に「切腹」という風潮があり、不祥事が起きると責任感から自害したことに由来する国民性ではないかと海外では思われているんだ。

 発展途上国は自殺がほとんどないというけど、それは生きるのに精いっぱいだから。先進国はすでに満たされているため、それ以上の希望を見つけにくいのかも…。自殺をするぐらいなら全てから逃げてほしいと切に思います。

生きるのは辛いかも知れません。ですが、自殺する勇気があればなんでもチャレンジできます。唯一無二の存在の貴方を必ず愛している人がいます。また、必要としている人がいます。悩み事があれば肩の力を抜いて、家族や友人あるいは関係各所に相談してみましょう。

著者も大切な人を自殺で亡くしています。失った悲しみや後悔、様々な感情が襲いかかってきます。残された人たちの悲しみは想像を絶します。一人の人生の選択を尊重すべきだとも思いますが、先ずは『生きる事』を考えましょう。

 

【相談窓口】

『日本いのちの電話』

0570-783-556(ナビダイヤル)午前10時~午後10時

 

0120-783-556(フリーダイヤル)毎日午後4時から9時、毎月10日:午前8時~翌日午前8時

 

『LINE』SNS相談

【生きづらびっと】と検索して友達登録

身近な人から自殺願望を打ち明けられたらどうすべきか

 こうした地道な取り組みで自殺率が改善された地域があることは頼もしい。ただ、もしうつ状態にある家族や同僚など身近な人から、実際に自殺願望を打ち明けられたらどうすべきなのか。先の張氏に、具体的な対応策を聞いた。 「自殺を防ぐゲートキーパーとしての役割に、『TALKの原則』というものがあります。T(Tell)=心配していることを言葉にして伝える。A(Ask)=『死にたい』という気持ちの有無について率直に尋ねる。L(Listen)=『死にたいほど辛い』相手の気持ちを傾聴する。K(Keep safe)=安全を確保する。とにかく相手の話を聞き、ひとりで悩みを抱えないよう、信頼できる誰かや窓口に相談してみようと促すことが重要です。例えばいのちの電話はカウンセラー的な領域で、自治体などのソーシャルケアの窓口はケースワーカーなどが担当します。悩みが仕事の人間関係なのか、家族なのか、金銭問題なのか、それぞれ特性があるように、問題ごとに対応できる窓口も今は多い。気軽に相談できる場所があることをもっと知ってほしいですね」


肩の力を抜いてポジティブになりましょう!

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【自殺を回避する方法】

日本人の特徴を理解すると自己肯定感が生まれる

多国籍国家アメリカと比べてみる

1)コミュニケーション力

日本では全く知らない赤の他人に声をかけるって、よほどの用がない限り難しいと思います。
スタッフが多く滞在していたLAでは、道行く人と目があったらニコッと笑い返してくれることはよくあること。

スーパーにいっても「How are you doing?(元気?)」みたいな声かけは普通。

そこから、選んだワインをみるや否や「Hey! I love this too, you made a right choice(ねぇ、これ私も大好き!良いやつ選んだね!)」みたいな話から、普段からワイン飲むの?こういう時のおつまみ最高だよね!みたいな話をレジで延々と繰り広げるのなんて割とよくある話。(後ろに並んでいる人いても関係なし!)

知らない人とは、積極的な関わりをあまり持とうとしない日本人からすると、ちょっとびっくりですよね。

あとは良いと思ったものをめちゃめちゃ褒める。

「今日のお洋服素敵ですね」
「素敵なご家族ですね」

そんな風にせっかく褒められても日本人は「いえいえ、そんなことないです」と謙遜してしまう人がまだまだ多いと思います。

もっと「ありがとう」って言えばいいのに!

「ここはもっとこうした方がいいんじゃない?」など上司の人や他人から指摘されたときも、「すみません・・」とすぐ謝ってしまったり。そんな時も「なるほど。教えていただき、ありがとうございます」って言える人ってすごく素敵だなぁって思うんです。

コミュニケーション能力が高い人の定義って色々だと思うのですが、私は話していて前向きな気持ちになれる雰囲気・言葉・表情が出来る人なのかなって思います。

アメリカにいたとき、そういった印象を持てる人がとても多かったように感じました!

2)自己表現力

アメリカ人に日本人の特徴を聞いてみると優しい、真面目、協調性があるなどポジティブな意見がある反面、

大人しい、自分の意見を言わないから何を思っているかわからない、という意見もよく聞きました。
私がいた語学学校では、色んな国の人が集まっていたので、日本人の特徴はわかりやすいくらい顕著にでていました。

日本人は真面目に授業は受けるけど、授業中の発言はほぼしません。
ディスカッションの時間、英語の文脈がぐちゃぐちゃでも、自分の話を聞いて!!と言わんばかりにマシンガントークを繰り広げるブラジル人やスペイン人をよそに、日本人はまぁ、静か静か・・・

単純に英語に自信がないことも理由の一つとしてあると思いますが、集団になったときの自己主張の少なさは人に嫌われないように、失敗しないように、という気持ちが優位にたっているのかな、と思いました。

遠慮、優しさ、奥ゆかしさは日本人が持った美徳だけれども、世界の人と考え方をシェア出来る機会で、その遠慮は「何も考えていない人」というレッテルを貼られてしまいます。
(そもそも人と何かを議論するというシチュエーションを日本人はする機会が少なかったのかな?と個人的には感じます。)

日本人が高く評価される「相手を思いやる気持ち」で言葉を選び、勇気をもって発言することが出来れば、より日本人の評価は世界的にみてもっと高くなると思います。

3)物事の柔軟なとらえ方・多様性

スタッフが在中していたアメリカには、世界中から人が集まります。
肌の色、目の色、髪の色など見た目の多様性だけでなく、それぞれの国の価値観が入り混じるので、日本では考えられないな!という場面に出くわすことって海外に行ったことのある人なら、皆さん経験があるのではないでしょうか?

それもそのはず。
育った国が違えば、その人の常識や当たり前は変わってきます。

アメリカは多国籍文化なので、考え方が固有せずに色んな意見が飛び交います。
色んな意見があるからこそ、人々の意見をしっかり受け入れる。
だけど、自分の考えもしっかり相手に伝えます。

意見が違うことは同じ日本人同士でも必ずあると思います。そうなったときも是非、相手の価値観を受け入れつつ議論することを恐れないでほしいと思います。

そこでは必ず、新しい価値観に出会えるチャンスにつながるはずです。

4)豪快さ

日本人はリスクを恐れている人が多いような気がします。
日本にいるとよくこんなことを言う人に出会います。

「●●をしたいけど、今の仕事でもそこそこキャリアがあるし、それを全部捨ててまでやるのもな~。」
「今の安定した生活があるのに、先の見えないことをはじめるのは不安・・・」

何かをはじめるのに不安はつきものです。
障害も多少なりともあると思います。

でも、それで自分のやりたいことを見て見ぬふりをしながら10年後、20年後、当時を振り返った時、本当に後悔しませんか?

アメリカにいたときに、こんなことをいう日本人はすぐにこう言い返されていました。

「やりたいことがあるならやればいいじゃん」
「嫌ならやめればいいじゃん」

シンプルだけど、本当にその通りだと思いました。
変えたいな、やりたいな、と思っていることがあるのに、行動しないメリットって何でしょう?

別に失敗してもいいじゃないですか!そこからまた沢山のことを学べばいいと思います。世間体などを気にして、自分の気持ちにフタをしている人が多い気がします。

人に何を思われたっていいと思います。
もっと日本人のみんなは、自分のために生きていいと思います。

 

5)家族を大切にする

日本にいると、大人になってから家族の時間を大切にする人が少ない気がします。
特にシングルの人だと、マザコン・ファザコン・シスコン・ブラコンなど、家族と距離が近い人をこんな風に呼んだり、家族との時間をおざなりにして、仕事や職場の人との集まりを優先してしまう。

アメリカでは、恋人・家族への愛情を表現することはもちろん。
クリスマスは家族のためのイベント。バレンタインは男性から女性へ愛の告白をするイベント。
こういったイベントを本当に大切にする国だと感じます。

もちろん、そういった記念日を大切にしている日本人も、たくさんいると思います。

それでも、まだまだ古来の風習が残り、仕事を優先して恋人や家族を二の次にしてしまう人が多いと思います。アメリカでは、みんな仕事が終わるとまっすぐ家に帰ります。
家族の時間のためになるべく残業をせずに帰る。

生きる上で本当に大切なものは何なのか、オンとオフのメリハリが出来る人がアメリカ人には多いような気がしました。

 

6)自分を大切にする

家族を大切にすること同様、アメリカにいる人は自分のことを大切にする人も多いと思います。
私が思う、日本人が過度に行い自分を傷つけていることのひとつが
「我慢のしすぎ」な気がします。

日本人は他の国と方と比べても、かなり忍耐強い人が多いと思います。
それもまた、日本の美徳として評価される部分だと思いますが、鬱や自殺してしまう人の割合が先進国の中でも非常に多いと言われているのは、人のせいにしないかわりに、自分のせいにしてしまう人が多いからなのかもしれないです。

身内や自分を大切にすることが出来れば、人のことももっと優しくできると思います。
日本人は「巻き込まれたくない」という思いから、困っている人を、見て見ぬふりをすることが多い気がします。

アメリカ人は意見をはっきり主張する分、時に振り回されるような気持ちになることもありますが、優しい人が多いです。

ホームレスの人に、お金や食べ物を渡す姿をアメリカで初めてみたときはとても感動しました。
大きいスーツケースを持っていると必ず男の人が手伝ってくれます。
日本でもそういうことがスッと出来る人がいたら、すごくかっこいいな!と思いますし、日本でもそれがどんどん当たり前になればいいのにな、と思います。

7)自立する

日本にいると、社会人になってからも実家から通勤することってそこまで不思議なことではありませんが、アメリカにいる人は18歳になると大体の人は実家からでます。

一人暮らしは大体の人が経済的に難しいため、ルームシェアが一般的です。
学生の場合は、アルバイトをする時間もそこまでないのでScholarship(奨学金)をもらうことがごくごく一般的です。
そこまでしてでも、アメリカでは早いうちから親元を離れることが一般的です。

それに対して、日本人の多くはいつまでたってもなかなか親元から離れません。
なかなか自立できないアダルトチルドレンが多いといいますが、これは経済的や物理的な理由だけではなく、気持ちの部分が大きいような気がします。

親元から離れて生活することで、はじめてありがたみを痛感出来たり、
一人で生活するためのノウハウ・サバイバル力が身に付きます。

日本人の方には、ぜひ積極的に自立していくことをお勧めいたします。

まとめ

今回7つの項目をあげましたが、
アメリカ、日本それぞれ良いところ悪いところは必ずあると思います。

その中で日本人が陥りやすい傾向を知って、何かのヒントにしてもらうことで良さを活かしつつ、日本人がさらに生きやすくなるヒントとなればいいと思っています。

アメリカにいたとき、日本人は文化的にも人柄的にも評価されるところがたくさんあったけど、日本にいる人は海外からみて、日本のどこを評価されているかを知らなかったり、誇りに感じていないことが多いように思いました。(実際私自身もそうでした)

外にでて初めて知ることって本当に多いと思います。特に日本は島国なので、普段他国の人との交流もなかなか持ちづらい環境です。

居心地がいい場所は安全だし、楽だけど、私はアメリカに限らずもっと外に出て日本人はたくさんのことを吸収してくるべきだと思いました。