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ユニクロ、マスクを19日発売 肌触りなめらか、通年使用可

ファーストリテイリング傘下でカジュアル衣料品店を運営するユニクロは15日、布製の「エアリズムマスク」を19日に発売すると発表した。顔に当たる面や耳にかける部分になめらかな肌触りの機能性素材を使用。汗ばんでもサラサラで1年中快適に着けられる。子ども用とM、Lの3サイズ展開。

 

 マスクは3層構造。真ん中に高性能フィルターを使い、飛沫(ひまつ)や細菌・ウイルスが付着した粒子、花粉をブロックする。外側には紫外線カット機能のあるメッシュ素材を使用した。同社によると、中性洗剤で20回洗濯してもフィルターの機能は一定程度持続するという。


 色は白のみで3枚入り1089円。全国のユニクロ店舗と公式オンラインストアで販売する。ユニクロは運動時や炎天下での使用は控えるよう呼び掛けている。

 

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスク販売に参入する計画を明らかにした。これまで参入には慎重だったが、顧客の要望が強いことから方針を転換する。価格やサイズを詰めた上で、今年夏に売り出す。

 

通気性や速乾性に優れた機能性肌着「エアリズム」の素材を使った蒸れにくいマスクを、ユニクロ店舗や公式オンラインサイトで販売する。
 柳井正会長兼社長は4月の決算説明会で「服を作ることが本業だ」と発言しており、マスクの販売には慎重だった。
 深刻なマスク不足は徐々に解消されつつあるが、感染収束は見通せず、夏にも着用できるマスクの需要は高まる見通し。ユニクロでの展開を求める顧客の声の多さなどを考慮し、販売に乗り出すことにした。