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日本は66位

【パリ時事】国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」は21日、世界180カ国・地域を対象とした報道の自由度に関する調査結果を発表した。日本は昨年の67位から66位とほぼ横ばい。RSFは一方、新型コロナウイルスの感染が深刻な地域を中心に、当局による情報規制が強まっていると指摘した

 

RSFは日本の状況について、「記者クラブ制度はフリーランスや外国人記者に対する明白な差別だ」と批判。また、インターネット交流サイト(SNS)上で政権を批判する投稿が攻撃の標的になっていると懸念を示した。


 世界で最初に新型ウイルスの感染が広がった中国は「危機を利用して政府がメディア規制を強めている」として、昨年と変わらず177位。

 

同じく被害が深刻なイランも、感染拡大の状況を報じた記者が当局に身柄を拘束されるなどしており、昨年の170位から173位に落ちた。上位4カ国を北欧諸国が占め、最下位は北朝鮮だった。