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日本の歩むべき道とは エピソード3

エピソード3

日本の進むべき道は工業国から農業国へ転換を図るべき

 

作物が作れる地域は限られてしまう

 

エピソード2でも述べたように、世界各地で「異常気象」が多発しています。日本では2019年大型台風「令和元年東日本台風」が上陸、世界規模でみても、猛暑や寒波などで多数の死亡者が出るなど、とにかく近年、異常な事態が続いています。

 

もしかしたら「コロナウィルス」も関係してるんですかねー。因果関係は不明ですが・・・・

 

とにかく、異常が通常になりつつ今、最も心配されるのが、「食の生産」です。猛暑により砂漠化が進む、あるいは、寒波により作物か育たない、長雨による病気の発生など、作物は気候に大きく左右されます。

 

気候変動により、作る時期をずらす、または、品種改良するなどして凌いできましたが、いよいよ、そんな流暢な事は言えなくなってます。想像以上のスピードで気候変動が進んでいます。

 

気候の種類は大きくわて「寒帯・亜寒帯・温帯・熱帯・乾燥帯」と5気候に分けられます↓。

 

寒帯(白)・亜寒帯(紫)・温帯(黄緑・赤・青)・熱帯(水色・緑・薄緑)・乾燥帯(黄)となっております。

 

日本だけみると、亜寒帯と温帯になっています。日本は温暖湿潤気候で季節風があり、夏は高温多湿で、冬は低温乾燥と比較的一年を通して降水量も多いところです。

 

「春・夏・秋・冬」と四季がはっきりしているのは日本だけです。最近では「夏・冬」だけの気もしますが・・・(汗)

 

作物を作るのには大変適した気候だと言えます。

 

しかし、やはり気になるのは黄色の乾燥帯のところですね。年々広がっています。

 

したがって、世界的にみても作物を適期適作できるのは、日本とほんのわずかな地域になってしまいます。

 

ところが、現在の日本は資源もなく、主となる産業はモノをつくって売るという「工業」が中心です。

 

かつては、家電や自動車産業など急速に発展してきましたが、近年の中国やアジア諸国に追いつかれ、強いては、抜かされた状態です。IOTやAIの技術の登場により、世界との溝は大きく広がろうとしています。新しい技術がでてくると直ぐに規制をつくって、押さえつけようとする日本政府が悪いのですが、このままでは、日本経済の先行きがますます不安になります。

 

そこで、工業国ではなく農業生産国への転換をしなければならないと思います。もちろんIT分野の発展もあると思いますが・・・

 

今後ますます、超高齢者社会に突入し、地域の過疎化あるいは格差が非常に大きな問題となってきます。

 

都市部集中型ではなく地方分散型に転換しなければ「食」はおろか地方が森と化してしまう恐れがあります。

 

そういう事から、地方活性化と人口流入の効果を期待し、工業から農業への転換を模索していただきたいです。